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また肝臓は位置的関係を明らかにするにためにいくつかの区域というものに分かれています。その肝区域の考え方として、Healey&Schrony(図3)およびCouinaud (図4)の分類法が広く使用されています。前者は左右両葉を2区域に分け(外側区域・内側区域、および前区域・後区域)、尾状葉を合わせ5区域に、後者は、外側区域、前区域、後区域を上下に分け、8つの亜区域(S1〜8)に分類しています。また、肝は輸入血管である門脈(機能性血管)と肝動脈(栄養血管)の二重支配を受けるという特殊性があります。
肝臓は生体のコンビナートと言っても過言ではありません。糖質、蛋白質、脂質などの中間代謝や種々の物質の解毒・排泄機能を行っており、免疫系にも深く関係するなど幅広い機能を有し、重要な臓器で、肝不全はこれらの機能が破綻し、意識障害、黄疸、腹水や消化管出血などが発生する病態と定義できます。
*コンビナート=総合工場
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